メイキング・オブ「十番の夜」! パート2

フットボールライフ・ゼロの「十番の夜」の未収録部分を大公開! 【パート2】

※このコーナーでは、フットボールライフ・ゼロに掲載された好評企画「十番の夜」で紹介できなかった部分を紹介していきます。

未収録コーナー


※最近の日本代表についての話をする三人。代表に昔みたいに熱くなれないのは一体なぜなんだろうか……。


登場人物;
=えのきどいちろう  =中山淳(編集長)  =後藤伸二(本誌スタッフ)


 今の日本代表をどう見ていますか? やっぱり、昔みたいに熱くならないですか?

 まあそうですね。

 でも、自然の流れで行くとそれも当たり前かもしれませんよね。見る人も、もう階段を上がって行った日本代表を一通り見たというか。

 うーん。

 何だかW杯本大会に出場するのも当たり前になったと思われている感じですし。

 でも、ホントはそれってマズいんですよね。

 そうなんですよね。

 今回のバーレーン戦で考えると、チームが困ったときの打開の仕方とかって、やっぱり俊輔が突破口を開いた感が凄くあるんですよ。やっぱり俊輔なのかっていう感じで。これって、ちょっと危険ですよね。

 この前のウルグアイ戦、見に行ったんですよ。あの試合はいかんともし難かった。

 まあ、ウルグアイとはそれぐらいの差があるんですよ。ウルグアイにとって、今回は時差もあったし、中1日か2日での試合なんですよね。もう、W杯予選とは全然チームのコンディションが違うわけですよ。予選の方が全然まともですよ、当然ですけど。
対する日本はホームでの試合でコンディションも良かったはずなのに。あの結果を見ると、それぐらい差がついちゃったかなって思いましたね。日本の選手がちょっとね。これは見てる人にも言えると思うんですけども、どこかで満足した部分があったのかもしれないですね、2002年の日韓W杯をピークに。

 もっと前の、Jリーグがスタートした頃の日本代表ってどんな感じだったんですか?

 オフトとかファルカンの後、加茂さんぐらいまで、ワールドカップに出るまでっていうのは、やっぱり選手のノリが、今の代表とは違ってましたね。

 そうそう。もう都並が壊れてしまうんですけど、みたいな。それでも都並しかいないんだ! みたいなことですしね(笑)。

 それで本当に壊れましたしね(笑)。

 そう、壊れてしまいました。

 ラモスにしてもカズにしても、やっぱり別次元のモチベーションでプレーしてたっていうか。そのモチベーションを周りの選手に伝えて、周りもそれについて行くっていう感じで。だから見てる人も、日本代表がどんどん強くなっていくんじゃないかっていう期待感があったように思いますね。

 それに、どのポジションにも真似したくなる選手っていましたよね。

 そうなんですよね。カズがプレーしてたときなんて、それを真似してドリブルでまたぐヤツがいっぱいいたし。みんなスタジアムにカズのドリブルを見に行くみたいなところがあったし。

 まあでも、選手のセカンドキャリアみたいな話と似てるんだけど、有効期限ってあるじゃないですか。だから、今はあの“またぎフェイント”を真似するのかなって。あと、アイコンタクトとかトライアングルとか、これは分かりやすいぞ、みたいなことがあったよね。三角になれ、とりあえずって(笑)。そうやってステップを上がっていくのが面白いっていうのがあったりさ。ある時期まではそういう面白さがあったよね。フラット3もそうだよね。何かキャプテン翼みたいなさ。ある高校が凄く変な作戦で挑んで来る、みたいなノリでさ。

 それがフラット3だ、みたいなノリですよね。

 そうそう。出たフラット3! みたいなさ(笑)。今はそういう奇抜な感じとか、物珍しさもなくなっちゃって。だから昔と比べて、その次とかその先っていうことで考えると難しいよね。

 うん。見る人もそれなりにサッカーに対する知識も増えて、目も肥えて、慣れてきちゃってるから、そこに斬新なものを持って来るっていうのもなかなか難しいですよね。

 だからって、今試合でヒコーキやったら、とことん怒られるでしょうね。

 やってましたね。ゴール決めた後に、みんな真似して。

 当時はあれをすることが、贅沢の極致みたいな。

 でもそう考えると、ブラジルとかアルゼンチンとか、ああいう国ってやっぱり凄いですね。何ていうか、みんなの期待を集められる人が、次から次へと出てくるっていうのは。

 でもカカーとかって、ちょっと真似しにくいですよね。総合的に優れた人が出てくると。

 コメディアンのギャグとかでもそうだけど、もの凄く個人技の高い人って真似しにくいじゃないですか。例えば『グーッ』とか流行ったじゃないですか、今年。あれはもの凄く変なんだけど、真似しやすい感じっていうか、真似してみたくなるっていうか。それに比べると、総合力の高い人の真似はやっぱり難しいよね。『惚れてまうやろー』、だったらできるんですけどね(笑)。


≪パート2 了≫

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