沖縄話あれこれ ファイル6 「結婚披露宴」

このコーナーでは南国・沖縄出身である編集部のスタッフ:Sが、知っていればちょっとだけ得をする(かも)沖縄にまつわる話を、毎回テーマを変えて紹介します。会話のネタにするも良し、ひまつぶしでも良し。まあ軽い気持ちで覗いてみてください! 

沖縄話あれこれ


テーマ:【文化 その2】 「結婚披露宴」


沖縄と他県の文化の違いは数え上げればキリがないと思いますが、その中でも私が違いを感じる文化の違いのひとつといえば「結婚披露宴」です。
私も東京に住み始めて10年以上が経つので、こちらで知り合った友人の結婚披露宴に何度か招待されましたが、やっぱり沖縄の披露宴との差はかなり大きいと感じます。

まず異なるが招待客の人数。家や出身地による違いはあると思いますが、私がこれまでに出席したこちら(関東地方)の披露宴の招待客はだいたい50人前後。
おおよその内訳は、新郎新婦の友人・知人が合わせて15~20人、会社関係の同僚や上司が15~20人、両家の親族が20人前後。とまあ、だいたいこんな感じでした。

一方の沖縄はというと、一般的な規模でもその人数は100人は下りません。
少し前に私が出席した友人の披露宴の招待客は何と約300人! 久しぶりに顔を出した故郷での披露宴だったので、会場に到着したときはその人数に驚きましたね。
このときの出席者の内訳は、新郎新婦の友人・知人が3~4割、残りが両家の親族、そしてその知人・友人で占められていたと思います。

次に違う点が披露宴の時間です。まあ短く見積もっても3時間は宴が続きます。
招待客が多いので、イベント自体が長くなってしまうということもあります。
たとえば、新郎新婦が出席者の座る各テーブルを回り、用意されているキャンドルに灯を点すにしても、300人出席だと、ひとつのテーブルが10人掛けだとしてテーブルの数は30ということになります。
これは回るだけでもかなりの時間がかかります。

しかも新郎が若い場合は、間違いなく友人のテーブルでは酒やビールを「かけつけ」で飲むことになりますから、さらに時間はかかります。最初のテーブルから最後の両親の待つテーブルへたどり着くころには、新郎が軽く出来上がってしまうことも珍しくはありません。

そして、やっとのことですべてのテーブルを回り終わり、その間、新郎新婦をずっと拍手で見送る招待客もやっとひといき・・・・・、と思ったらここからがまた長いんです。

仲人や列席者のあいさつは、まあ他県と同じようにそれなりの時間を取ります。
では、何に時間がかかるかというと、友人・知人の出し物、いわゆる「余興」です。
沖縄の披露宴といえば、ある意味余興がメインです。披露宴への出席が決まったそのときから、友人、親族は会社や学校そっちのけ(?)で余興の練習に励みます。

その余興は多種多様。用意された舞台では琉球舞踊、三味線の弾き語り、振りつきのカラオケ、空手の組み手などが次々に繰り広げられて行きます。新郎新婦よりも舞台を見ている時間が長いことは言うまでもありません。

余興が終わると最後はお決まりの「カチャーシー」です。テレビなどで見たことがある方もいるかもしれませんが、「万歳」のように両手を挙げてその手首を回しながら踊る、沖縄独特の踊りです。
空気をかき混ぜるようなこの両手の動きには、「皆の幸せをかき混ぜる」という意味合いがあります。
新郎新婦とたくさんの招待客が舞台に上がり、そのカチャーシーを踊りながら余興の最後を締めくくるのです。

ここまで来ればもう宴はほぼ終了です。
新郎新婦の生い立ちビデオ、新婦の「両親への手紙」が終わり無事に披露宴はお開きに。

いや、こうして書いていても長いなあと感じます。ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます(笑)。
沖縄出身の友人・知人がいなければなかなか体験出来ないことではありますが、みなさんが何かの縁で沖縄の披露宴に出席することがあれば、独特な宴を楽しんでくださいね。

ちなみに、新郎新婦の友人・知人はこの後二次会へと流れ込むことが多いわけですが、何せ人数が多いので、今では披露宴会場から二次会会場へは、披露宴式場が用意した貸し切りバスで移動することが多いようです。ちょっとした遠足気分ですよね。


スタッフ:S


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