沖縄話あれこれ ファイル7 「いちゃりばちょーでー」

このコーナーでは南国・沖縄出身である編集部のスタッフ:Sが、知っていればちょっとだけ得をする(かも)沖縄にまつわる話を、毎回テーマを変えて紹介します。会話のネタにするも良し、ひまつぶしでも良し。まあ軽い気持ちで覗いてみてください! 

沖縄話あれこれ


テーマ:【方言 その2】 「いちゃりばちょーでー」


今回は方言の第二弾。前回紹介した「ぬー」がちょっとアングラな方言(?)だったので、今回はもうちょっと「らしい」沖縄の方言をピックアップします。
というわけでこちら。

「いちゃりばちょーでー」

沖縄方言を知らない方にとっては、まさに意味不明な文字の羅列ですよね。
単語なのか、それとも一文なのか・・・・・・。
実はこれはちょっとした格言的な言葉なんです。その意味はというと、

「一度会ってしまえば皆兄弟」

ということです。
さしずめ「人類皆兄弟」といったところでしょうか。

ちなみに「いちゃりばちょーでー」を単語に分解すると、
「いちゃりば(出会い)」と「ちょーでー(兄弟)」
となります。

昔から沖縄の人々は、見知らぬ人でも身内のように接しよう、助け合おう、という精神を持っているので、そこからこの言葉が生まれたようです。「袖振り(すり)合うも多生の縁」という言葉がありますが、それにも近いですね。

おおらかで人懐っこいとされる沖縄の人たちの生活スタイルは、この「いちゃりばちょーでー」の精神もあってか、見ず知らずの人に対しても比較的オープンなようです。

また、かつては独立した琉球王国として他国との貿易、交流が盛んだったことも、そういった気質を形成する要因となっているのかもしれませんね。

もちろん人懐っこいというのは人それぞれですが、沖縄の人は全体的におおらかで親しみやすいという気はします。ただし、これは私が沖縄出身であるからそう思えるだけかもしれないので、非沖縄出身者の方にリサーチしてみる必要はありますが……。

とうわけで、今回の「いちゃりばちょーで」はいかがでしたか?
それにしてもやっぱり沖縄の方言は他県の方にとってはかなりわかりづらい、というか沖縄出身の私も詳しい内容はわからなかったりするんです。

ちなみに、音楽バンドのBIGINのうた「島人(しまんちゅ)ぬ宝」の歌詞の中に「トゥバラーマも デンサー節も 言葉の意味さえわからない」という一節がありますが、これは現在の沖縄の若者の方言離れを言い表している歌詞ですね。

沖縄の若者の方言離れの要因は一つではないと思いますが、おじぃ(祖父)、おばぁ(祖母)と一緒に暮らす家庭が少なくなっていることも、その要因の一つと言われています。

核家族化が進んだ現在では、方言を聞き取れない人も珍しくなく、よって「言葉の意味さえわからない」ということになってしまったのですね。

今回のあれこれ話はここまで。
それでではまた次回、ためになる(!?)沖縄話をお届けします!


スタッフ:S


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