沖縄話あれこれ 第13回 「泡盛」

このコーナーでは南国・沖縄出身である編集部のスタッフ:Sが、知っていればちょっとだけ得をする(かも)沖縄にまつわる話を、毎回テーマを変えて紹介します。会話のネタにするも良し、ひまつぶしでも良し。まあ軽い気持ちで覗いてみてください! 

沖縄話あれこれ


テーマ:【方言 食べ物3】 「泡盛」

今回このコーナーで紹介するのは「泡盛」です。ご存知の方も多いと思いますが、泡盛とは沖縄県特産のお酒のことです。近年はテレビや雑誌で沖縄を取り扱うニュースが増えたこともあって、それとともに泡盛の存在も日本全国に広く知られることになりました。

ただ、名前は耳にしたことがあっても、実際に飲んだことのある方は結構少なかったりするんですよね、この泡盛というお酒。そもそも泡盛は焼酎なのですが、あまり知らない方は、どちらかというと日本酒のようなお酒と思っているかもしれませんね。

焼酎なので、水割り、ロック、ストレートのいずれかがスタンダードな飲み方です。飲んだことのある方はわかると思いますが、泡盛って結構なクセがあるお酒なんです。最近でこそ飲み口がマイルドな銘柄も多くなってきてはいますが、やはりそこは泡盛。一般的な麦、米、芋焼酎などとはひと味もふた味も違った、独特な味わいを楽しむことができます。

そんな泡盛の飲み方ですが、初心者の方には無難な水割りをお薦めします。それに慣れてきたらロック、そして最後にストレートへと移項するのがベター。ただし個人的には、ストレートはかなりの上級者、あるいはのんべえでなければたどり着けないステージだと思っております、はい。

私も帰省した際には地元の友人と泡盛を酌み交わすことがあるわけですが、未だ「ストレート」の境地には至っておらず、もちろん友人の中にそんなツワモノは見たことがありません。まあ、場が盛り上がれば勢いでストレートを口にすることも、なくはないかもしれませんが、基本的に私はロックか水割りで泡盛を楽しんでいます。

地元の人からは「島酒」や「しまー(アクセントはフラットです)」と呼ばれ、愛されているこの泡盛ですが、若者のお酒の入門編としても飲まれています。正確には「飲まれていました」となるかもしれません。というのも、私がお酒を覚え始めた頃に、地元に戻って仲間と居酒屋で注文するお酒といえばビールか泡盛がほとんど。

しかも、貧乏な若者にとって、ジョッキ一杯4、5百円もするビールはかなりのぜいたく品だったので、頼むのは最初の一杯目だけにして、あとはひたすらボトル(ときには一升瓶)の“しまー”を飲み続けるのが常でした。安いボトルだと4合ビンで千円でおつりが出たので、仲間が4、5集まって一人頭2千円も出せば朝まで飲んでいられましたね。

しかし、今では第二、第三のビールやチューハイが安価で品揃えも充実しているので、必ずしも泡盛が入門編とは言えなくなっているのかもしれません。

とはいえ、入門はあくまで入門であり、そこから続く酒の道の先に待っているのは、やっぱり泡盛なんですよね。もちろん大人になれば、ある程度財布にも余裕が生まれるので、ビール、カクテル、あるいは日本酒を飲む機会も増えますが、やっぱり沖縄では仲間が集う酒席に泡盛は欠かせません。

「どこまで泡盛好きなんだよ」と言われそうですが、泡盛とはそれほど沖縄の文化に溶け込んだお酒なのです。今はどうかわかりませんが、その昔、まだ私が二十歳そこそこのときには、ディスコ(クラブじゃありません)では、泡盛の飲み放題が当たり前のサービスで、フロアにある各テーブルの上には泡盛のボトル(しかも何故か開封済み)と水割りセットが置かれたものです。また、スナック(キャバクラじゃありません)で出されるお酒も決まって泡盛でした。

うーん、何だか久しぶりに泡盛を飲みたい気分になってきました。まだ飲んだことのない方も、モノは試しなので一度この南国の香り漂うお酒を味わってみてはいかかですか? 沖縄料理のお店なら言うに及ばず、最近ではスーパーやコンビニでもわりと簡単に手に入るので、沖縄に行ったつもりになって気の合う仲間と泡盛で乾杯、なんてどうですか?


スタッフ:S

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