沖縄話あれこれ 第16回「卒業式」

このコーナーでは南国・沖縄出身である編集部のスタッフ:Sが、知っていればちょっとだけ得をする(かも)沖縄にまつわる話を、毎回テーマを変えて紹介します。会話のネタにするも良し、ひまつぶしでも良し。まあ軽い気持ちで覗いてみてください! 

沖縄話あれこれ


テーマ:【文化4】 「卒業式」

卒業シーズンにはちょっと早いですが、今回は沖縄の学校の卒業式のお話です。
みなさんは卒業式にはどんな思い出がありますか? 卒業アルバム、友人との別れ、あるいは制服の第二ボタンなんていうのもあるかもしれませんね。

もちろん沖縄の学校の卒業式にもそういったものはあります。しかし、沖縄にあっておそらく他県にない卒業式の思い出といえば、それは「メリケン粉と生たまご」です。

メリケン粉と生たまごって、何だか食べ物でも作りそうな感じですよね。そう、実は沖縄では卒業の思い出にみんなで沖縄そばを作って食べる習慣が……ありません。さすがに卒業式にそんな調理をしている時間はあまりないと思われます。

ではいったいこのメリケン粉と生たまごは何に使うのかと言いますと、何と卒業生にかけたり、投げたりするのです。めでたく卒業の日を迎えたというのにもかかわらず、沖縄の卒業生は体中にメリケン粉をかけられ、さらに生たまごを投げつけられるというわけです。

「食べ物を粗末にして!」というお叱りの声が聞こえてきそうですが、これもひとつの「伝統」というわけでございまして、はい。こういうところで「伝統」と言ってしまうと、毎年成人式でひと暴れしている新成人のみなさんが言うところの「伝統」と重なってしまうような気がして、何とも言えない気分になるのですが、とりあえず、卒業生にはメリケン粉をかけ、生たまごを投げつけるという伝統が、沖縄には存在しているわけです。

そんな伝統を一身に受けた卒業生がどんな状態になるかは、想像に難くないですよね。全身粉だらけ、生たまごと混ざった部分はぐちゃぐちゃになり、それはそれはたいへんな有様となるわけです。もちろん、制服の上から全てを受け止めるので、「人気のある」卒業生の制服はその日でおじゃんです。

実際に私も高校の卒業式の日はメリケン粉の餌食となり(幸い生たまごは投げられませんでした)、記念にと友人たちと撮った写真には、真っ白な顔の私たちが写っていたものです。中にはメリケン粉だけでは飽き足らず?学校に備え付けられている消火器を発射するツワモノもおりました。確かに同じ粉ではありますが、さすがにそこまでやると高校最後の日である卒業式にもかかわらず、先生に怒られていましたね。

というわけで、沖縄では卒業シーズンになると県内のいたるところで「立つ鳥あとをにごしまくり」の生徒が多数見受けられるというわけです。これまでの話は私が学生時分のエピソードなのですが、果たして今でもその伝統は息づいているのでしょうか……。ちょっと知りたい気もしてきました。

今回のお話はここまで。あんまり沖縄の文化っぽい話ではなかったですね……。次回はもう少しまじめなテーマでお届けしたいと思います。

では、また次回の沖縄話あれこれをお楽しみに!


スタッフ:S

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